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招待DM

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2014/3

​富山大学芸術文化学部卒業研究(担当教授:武山 良三)

「色弱者からの見え方を考慮した東京地下鉄路線図の提案」

日本では男性の20人に 1 人、女性の500人に 1 人が色弱者である。

色弱者とは、赤と緑、青と紫などの一部の色の組み合わせについて、一般の色覚者と色の感じ方が異なる人のことを指す。色弱者の調査を行ったところ、色に多くの意味を付けて利用されている今日、日常生活に不便を感じる場合があることがわかった。例えばカレンダーの黒と赤が色別しづらいために祝日に気づかず出勤してしまう、東京地下鉄では色分けされた13の路線が 4 種類ほどにしか色別できず乗り間違えてしまうなどの課題があった。

色が判断できないことによっておこる障害は、このように日常生活で支障をきたすものから人命に関わるものまで様々だ。私はその中でも多くの人が日常的にふれるものであり、ひとつの画面に多数の路線が入り組んでいて判別が困難な東京地下鉄路線図の問題を解決することを決めた。色別できないことによって障害が起こるなら、「白黒で判断できる表現」を目標に、さまざまなライン表現を実験した上で、誰でも使いやすい路線図を考案した。

<出展>

■富山大学芸術文化学部卒業・修了制作展  GEIBUN5(デザイン情報コース/副田高行賞)

■富大芸文 卒業制作 選抜作品展 GEIBUN PRIZE COLLECTION 2014

■ラハティ応用科学大学(フィンランド共和国)における交流展 2014

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